愛犬の夏バテにご用心!
夏の暑さは私たち人間だけでなく、犬にとっても悪影響を及ぼします。食欲が落ちたり、いつもより元気がなかったりすることも・・・

犬は夏の暑さに敏感!
あなたの大切なワンちゃんは夏バテになってませんか?
この記事では、そんな愛犬の夏バテを和らげ、一緒に快適な夏を過ごすための実用的な対策を10個ご紹介します。
愛犬を夏バテから守るためにも最後まで必見です!
犬の夏バテってどんな症状?

夏バテは犬にとっても辛いものです。
特に高温多湿の日本の夏は、愛犬が体調を崩しやすい時期と言えます。
犬の夏バテを見分けるためには、以下のような症状に注意しましょう。
犬の夏バテ①食欲不振
食欲不振は最も一般的な犬の夏バテのサインです。
夏バテしていると普段の食べる量が明らかに減少します。
食事の時間になっても、いつものように食べようとしなかったり、フードボウルの前でうろうろするだけで食べない場合は注意しましょう。
犬の夏バテ②だるさ、活動量の減少
犬が夏バテしていると、普段よりも明らかにだるく、活動量が減少します。
例えば、散歩や遊びに対する意欲が低下し、普段は元気に動き回る犬もじっとしている時間が長くなります。
散歩に対する反応が鈍くなったり、いつも楽しみにしている遊びを避ける場合は夏バテを疑ってみましょう。
犬の夏バテ③過度のハアハア(呼吸)
犬は汗腺が少ないため、ハアハアと舌を出して体温の調整をします。
そのハアハアが普段以上に激しく、息が荒いと感じる場合は、体が暑くなっている証拠です。
普段よりも息が荒い時間が長いと感じた場合は夏バテになっている可能性があるので注意して様子をみましょう。
犬の夏バテ④体温の上昇
犬の正常な体温は約38〜39℃ですが、夏バテしているときは40℃近くまで上昇することがあります。
人間と同様に、犬も体温が上がることで体力が奪われてしまいます。
犬の体温が高い状態が続くと、熱中症のリスクが高まりますので、定期的に体温をチェックすることが重要です。
犬の夏バテ⑤水を飲む量が増える
夏バテすると脱水状態になりやすいため、犬は本能的により多くの水を飲もうとします。
普段より給水回数が多い場合は、夏バテになりかけているのかもしれません。
熱中症を防ぐためにも、愛犬が十分な水分を摂れるよう、常に注意しておきましょう。
混同しやすい犬の夏バテと熱中症: 知っておくべき違い

夏バテと熱中症はよく似ているため混同されがちですが、実は異なる問題です。
夏バテと熱中症の主な違いは、その発症のスピードと症状の重さです。
夏バテは徐々に症状が現れるのに対し、熱中症は突然、急激に症状が現れます。また、夏バテは適切なケアと環境管理で改善が見込めることが多いですが、熱中症は生命を脅かす緊急事態となることがあります。
そのため、夏バテと熱中症の違いを正しく理解し、愛犬を守るための対策を知っておくことが大切です。
夏バテに気をつけるべき犬種とは?

犬には様々な種類がいますが、実は暑さが苦手な犬種も存在します。
特に以下の犬種は暑さが苦手なので夏バテにならないように気をつけましょう。

今回紹介する犬種を飼っている方はしっかりと暑さ対策をしてあげましょう!
短頭種(短吻種)
これらの犬種は鼻が短く、呼吸がしづらいため、特に暑さに弱いです。
猛暑が続くと夏バテや熱中症になりやすいので、涼しい環境を用意してあげることが大切です。
大型犬種
大型犬は体が大きく、体温調節が難しいため、暑さに弱い傾向があります。
体温を下げるためにも水分補給をしっかり行えるようにしてあげましょう。
長毛種
これらの犬種は厚い被毛を持つため、暑さに対する耐性が低いです。
適切な毛の手入れと涼しい環境を用意して、暑さから守ってあげましょう。
愛犬を夏バテから守る6つのポイント

愛犬を夏バテから守るポイントはこちら!
室内環境を調整して快適に
愛犬が過ごす室内環境を整えることが、夏バテ対策の第一歩です。
エアコンや扇風機を使って室温を適切に保ち、直射日光が入らないようにカーテンで遮ることが重要です。特に、犬がリラックスして休める場所には、冷却マットを敷くと効果的です。
温度だけでなく、湿度もコントロールして、熱中症のリスクを減らしましょう。

普段よくいる場所を涼しくするだけで効果絶大!
しっかりとした水分補給
犬は暑い時期に水分を多く失うため、常に新鮮な水を飲めるようにしてあげることが大切です。
水入れはいくつか用意し、家の中のいくつかの場所に置いて、いつでも水分補給ができるようにしましょう。
氷を浮かべた水や、少量のフレーバーを加えた水は、飲水量を増やすのに役立つのでオススメです!

ただし冷やしすぎると下痢をするので加減に注意!
栄養たっぷりの夏向け食事
夏バテして食欲が落ちた犬には、消化が良く栄養価の高い食事を提供することが推奨されます。
冷たいスープやスムージー、水分を多く含む野菜や果物をトッピングとして加えることで、食べやすく栄養もプラスできます。
手作り食にする場合は、獣医師と相談して、バランスの取れた食事を心がけましょう。

手作りの場合は塩分だけでなくアレルギーにも注意しよう!
冷却製品でリフレッシュ
冷却ジェルマットや冷却ベストは、犬の体温を効果的に下げるアイテムです。
これらを活用して、室内外での過ごしやすさをサポートしてあげましょう。

暑さに弱い犬種にはとっても効果的!ぜひ試してみて
日中の外出を避ける
夏の日差しは夏バテだけでなく熱中症の原因でもあります。
犬は人間よりも地面に近いため、日差しが強い日はアスファルトからの反射熱もモロに受けてしまいます。
そのため、散歩は朝夕の涼しい時間帯にするようにしましょう。

どうしても日中に出る場合はなるべくアスファルトは避けましょう
定期的に体温を測定する
定期的な体温チェックは、いち早く愛犬の夏バテに気づいてあげるためにも重要です。
特に、耳の後ろや足の裏、脇の下などを触って、異常な発熱を感じないかチェックしましょう。

専用の体温計などで日頃からチェックしておくのも良いでしょう
夏バテから愛犬を守ろう!

本記事では、犬の夏バテの症状や熱中症との違い、暑さが苦手な犬種、愛犬を夏バテから守る5つのポイントについて紹介しました。
夏の暑さは犬にとっても大きなストレスになります。
愛犬が夏バテや熱中症に苦しむことなく、快適に夏を過ごせるように飼い主がしっかりと知識を持ってサポートしてあげましょう!
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